ル・マンでのフェラーリの11回目の勝利を振り返り、コレッタは、レース1週間前のテストデーの結果に基づくと、最終的に彼ら出した結果は「不可能」だと思っていたと語った。テストデーでは、レース前に優勝候補と目されていたポルシェ963が、圧倒的な優位のうちに終えていた。

 しかしコレッタは、レース序盤に499Pがフィールドの先頭に躍り出ると、勝利が可能だと信じ始めたと付け加え、その段階での戦略はライバルの本当の競争力を測るために激しくプッシュすることだったと認めた。

「特別なレース、天候の変化、その他の問題がなければ、我々が勝つことは不可能だというのが私の考えだった。表彰台に立つことが最高の結果だろうと思っていた」とコレッタは語った。

「レース中、状況は悪くないと理解したので、考えを変えた」

「我々の戦略は、最初の3、4時間から最大限の攻撃でスタートし、我々のクルマと他の競争相手の本当の価値を理解することだった。そして、天候によって状況は変わった」

「多くの雨が降っているときは競争力があったが、雨が少ないときはそうではなく、順位を落とした。これがこの24時間レースの本当の問題だった」

「雨がなければ、我々の競争力は非常に強かった。だが、レース中は『よし、レースに勝てる』と考えるのは難しいことだ。考えられる最大のことは、『勝つチャンスがある』ということだ」

「24時間レースは最終ラップで終わるものだ。どのレースでも、私は最終ラップを待っている」

【動画】トヨタvsフェラーリ、14秒差の決着/2024年WEC第4戦ル・マン24時間 決勝ハイライト
ニクラス・ニールセンのドライブでトップチェッカーを受けた50号車フェラーリ499Pに箱乗りするミゲル・モリーナ(手前)とアントニオ・フォコ(奥) 2024年WEC第4戦ル・マン24時間

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