フライング・リザード・モータースポーツのメンバーは、今週末もアイアン・デイムスの83号車ポルシェ911 GT3 Rと、姉妹チームであるプロトン・コンペティションが運営する20号車ポルシェ911 GT3 Rをサポートしている。トーマス・ブラムは前者で戦略を決定し、スコット・ジャスムンドは同様に20号車を担当する。
プロトンチームのボスであるクリスチャン・リードはSportscar365に対し、20号車ポルシェが3月のセブリング12時間レースでもウェザーテック選手権のグリッドに並ぶことを認めた。一方でその他のミシュラン・エンデュランス・カップレースへ出場する可能性はまだ確認されていない。
リードは、アイアン・リンクスのメルセデスAMG GT3エボでWEC世界耐久選手権のフルシーズンを戦うため、みたび引退から復帰する理由について、イタリアチームにはブロンズレーティングのドライバーが必要だったためだと説明した。プロトンとアイアン・リンクスは長年にわたり、複数のシリーズで長期的なパートナーシップを結んできた。
■コルベット新登場の見込み
コルベットGT3のプログラムマネージャーであるジェス・デインは、このレースに向けて、カスタマーチームであるDXDTレーシングとTFスポーツのチームワークを称賛した。
デインはSportscar365に次のように語っている。「レースのわずか2週間前までTFカーがイギリスにあった状態でデイトナにやってきたが、DXDTはシートのフィットを手伝ったり、レーススーツやシートインサートなどあらゆるものを輸送したりと、素晴らしいサポートをしてくれた。DXDTは自ら手を挙げて助けてくれたの。素晴らしいパートナーに恵まれたことを本当に幸運に思っている」
同氏によると、すでに発表されているELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズでのTFスポーツと、ブリティッシュGTならびにGTワールドチャレンジ・ヨーロッパに参戦するステラ・モータースポーツの取り組み以外にも、今年はコルベットの顧客が増えると予想されている。「すべてが計画どおりに進み、チームの計画がさまざまなエントリーなどで実現すれば、2024年にはなかったいくつかのシリーズでコルベットが登場するでしょう」と彼女は言った。
具体的な数字は明らかにしなかったが、デインは、GMはホモロゲーション開始から最初の2年間に20台を生産するというFIAの要件を「容易に達成できる」と付け加えた。
■ル・マンで3台目登場なるか
BMW Mモータースポーツの責任者であるアンドレアス・ルースによると、同社は今年のル・マン24時間レースにRLLが運営する3台目のハイパーカーを参戦させるという考えをまだ排除していないという。
「レースをしていて、特にル・マンで勝ちたいと思っている時には、それはつねに考慮すべきことだ」とルースはSportscar365に語った。「クルマが多ければ多いほど良いとは言わないが2台か3台かでは違いがある。だから、彼らのクルマを見てみたいと思っているのは確かだ。しかし、それが実際にできるかどうかはまだ決まっていない」
ルースはBMWを去ることについてのマキシム・マルタンのコメントに反応し、ベルギー人がLMDhのフルタイムのファクトリーロースターの一員として指名されなかったことに対し、「彼のフラストレーションは理解できる」と述べた。
「私たちはGTについてだけ話していた。私にとって彼は今でも最高のGTドライバーのひとりなんだ。我々は、ハイパーカーでも彼にチャンスを与えた。しかしその後、ハイパーカーで少ないドライバーラインアップに集中し、焦点を絞ることを決めたとき、最初から計画していたように、マキシムはGTレースに参加するという決定が下された」
■マカオ以外は要練習
エドアルド・モルタラはSportscar365に対し、今年ランボルギーニでさらにGT3レースに出場するかどうかは「まだ決まっていない」と語った。このスイス人ドライバーは昨年、マカオで開催されたFIA GTワールドカップを含め、ウラカンGT3エボ2を何度かドライブしている。
彼は次のように語った。「マカオはつねに僕が競争力を発揮できる場所のように思う。他のレースは僕にとってはもう少し練習が必要なので、少し難しいように見えた。年間30回の週末に仕事をするGTのスペシャリストを相手にするのは、かなり厳しいことだ。少し走りこむ必要があるね。しかし、適切な準備と適切な目標があれば、すべてが可能だと思うよ」
ブレンボとIMSAは24日、複数年にわたるパートナーシップを締結し、ブレンボをIMSAのブレーキング・テクノロジーパートナーとすることを発表した。ブレンボはIMSAの統合マーケティング・プログラムを通じて、ファンやIMSAチーム、さらにはIMSAの18の自動車メーカーパートナーにリーチし、顧客をサポートしていく。
