タイトル獲得の可能性を残す8号車トヨタの中嶋一貴は、初日を総合2番手で終えるも「僕たちのクルマは、個人的にはバランスの面でまだ満足いく感触とは言えないので、予選と決勝レースまでにさらにセッティングのレベルを上げなければなりません」と語った。
「今日一日は、タイヤ評価を中心に走行を重ねました。得られたデータを分析し、ベストな調整をしていきます」
また、ライバルのポルシェに0.5秒以上の差をつけてトップとなった7号車トヨタのコンウェイは「初日は順調だった。このサーキットはとてもにタイヤに厳しいからタイヤの使い方がとても重要になるんだ」とコメント。「今日のデータを解析して、さらにレベルアップする必要がある」と続けた。
8号車トヨタのロングランを担当した小林可夢偉は「以前に公式練習1日目の両セッションでトップタイムを刻んだのはどのレースだったでしょうか」と可夢偉節を交えながら走行初日を振り返った。
「今日一日、好調にクルマのセットアップが進み、素晴らしいラップタイムをマークできました。もちろん、まだまだライバルも調子を上げてくるでしょうし、僕らもさらに高い次元のバランスを見出すべく作業を続けます。今回はとても良いスタートが切れたと思います」
WEC第8戦上海は4日(土)10時00分(日本時間11時00分)からFP3が60分間にわたって行われ、14時00分(日本時間15時00分)よりLMPクラス、GTEクラスそれぞれの公式予選が実施される。


