「私が一番懸念していることは、すべてを極めて迅速に決めなければならないことだ。(新トップカテゴリーに参戦を望む)メーカーは(2年後の)2020年9月の開幕戦グリッドにマシンを並べるわけだからね」

「(新規定導入で)できることの余地が広がっていて、予算が降りていないのにチームはレーシングマシンのデザインをスタートさせる準備を整えているような状況だ」

 また、キング代表はトヨタとアストンマーチンはワーキンググループ・ミーティングにレギュラーメンバーとして参加しているため、現段階でそのほかのメーカーがどれだけ関心を持っているのかを推し量るのは難しいとも指摘する。

「(他のメーカーは)規定について熱心だったり、そうでなかったり、まるでポーカーをしているかのようだ。(ミーティングに)参加するものもいれば、参加しないメンバーもいる」とキング代表。

 トヨタのバセロンも「(ミーティングには)来る者もいれば、去っていく者もいる。(関心を測るのは)現時点では難しい状況だ」とキング代表に同調する。

「ミーティングでは毎回、大きなテーブルを囲み、多くの参加者がそのまわりで議論している。これは素晴らしいことで、誰もが関心は持っているのだ。基本的にこれらの新規定は魅力あるものだ。他のメーカーが魅力をしっかりと理解するには、少し時間が掛かるかもしれないと考えている」

“ハイパーカー”規定と似ているDPi規定を採用している北米のIMSAと共通基盤を形成するかは流動的だが、ACOフランス西部自動車クラブは現段階でフォードから2020/21年のWECに参戦する確約を得られなかったようだ。

 現在はLM-GTEプロクラスを戦っているフォードは、今後IMSAのDPiクラスへの関与を強める予定で、ACOとIMSAが共通レギュレーションを策定できなければ、WECの“ハイパーカー”へエントリーすることはないと表明している。

 その一方、同じくLM-GTEを戦っているフェラーリは“ハイパーカー”開発に関心を強めているとされている。

■トヨタのWEC参戦プランのアナウンスは2019年初旬か

WECのLM-GTEプロクラスを戦うフォードGT
WECのLM-GTEプロクラスを戦うフォードGT

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