現時点で明らかにされているルールでは、フェラーリはLMDhカーのパーツを流用しながらマラネロが設計したハイパーカーに適用することで、この問題を回避しコストを削減できる可能性がある。

「我々が抱えているもっとも重要な問題は、デイトナで発表された新プラットフォームと同じ舞台で争うLMHに関するコストの削減だ」とコレッタ。

「LMDhでひとつのシーズンを戦うために必要な予算はおおむねGTEと同じ。これは我々にとっては都合が良い。なぜなら、LMHはこれよりもはるかに高価になるからだ」

「また、別の問題もある。それはLMHで(どれだけの)IMSAレースに出場できるのか……これが確かではないんだ」

「DPiのすべての部品を使用する場合、同じブレーキ、同じハイブリッドシステム、同じサスペンションであるため、コストを低く抑えることができる。しかし、それがかえって(独自の)シャーシを作るチャンスに繋がるかもしれない」

「しかし、それが可能かどうかは現時点では判断できない。なぜならアメリカのクルマはル・マンに行くことができるが、ヨーロッパのLMHカーがアメリカに行くことができるかどうかは分からないからね。これはまた別の問題なんだ」

フェラーリのフラッグシップモデル『ラ・フェラーリ』をベースにサーキット専用車として開発された『FXX K Evo』
フェラーリのフラッグシップモデル『ラ・フェラーリ』をベースにサーキット専用車として開発された『FXX K Evo』

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