また、7号車をドライブしたコンウェイは、ロペスと可夢偉とともに、タイヤマネジメントの面で「未知のことが多い」レースだったと語った。
「プラクティスでは、(ダブルスティントで)これほどタイヤを使っていなかった」とコンウェイ。
「一方、決勝レースでは最初からタイヤを管理する必要があった」
「2回目のスティントでは、かなりうまくいったと思う。それによって(7号車やアルピーヌに対する)アドバンテージを得ることができたと考えている」
「1日をとおして、クルーやチームメイトがしっかりと素晴らしい仕事をこなしてくれた。チームタイトルを獲得し、ドライバー選手権でもリードを拡げることができてよかったよ」
「とはいえ、僕たちは来週末(11月4~6日)にもう一度優勝するために、まだまだ努力をしなければならない」
WEC史上初の2週連続開催の初戦となった第5戦バーレーンでは、優勝した7号車トヨタは3名のドライバーがダブルスティントを担いながらレースを完走したのに対し、2位となった8号車はスティントごとに、リフレッシュした3名のドライバーが交代でステアリングを握った。
バセロンはこの戦略の違いについて、ドライバーの担当パート決定は各車に任せていると説明した。
「それはドライバーと彼らの担当エンジニアの間で決められたことだ。チームの決定ではない」
「しかし、これが(勝敗を分ける)要因だったとは思わない。本当のところの要因はクルマのセットアップと、タイヤのデグラデーションにあったと考えている」
