ペロードは2023年に向け、新たに組むドライバーを探している。これは、現在のLMP2におけるパートナーであるニクラス・ニールセンとアレッシオ・ロベラが、フェラーリのGTファクトリードライバーであることを考慮しているからだ。来季、フェラーリはWECハイパーカー・クラスに参戦するドライバーを、6名選出する予定となっている。

 ニールセンとロベラは、10月30日に一般公開されるフェラーリLMHをテストドライブしている。ファクトリードライバーの人数は多く、もっとも若いこのふたりにハイパーカーのシートが保証されているわけではないものの、ペロードは彼のプログラムにおけるラインアップ変更の可能性を「大きな問題」であるとしている。

手前からジェントルマンドライバーのフランソワ・ペロード、フェラーリGTファクトリードライバーのアレッシオ・ロベラとニクラス・ニールセン
手前からジェントルマンドライバーのフランソワ・ペロード、フェラーリGTファクトリードライバーのアレッシオ・ロベラとニクラス・ニールセン

「理想を言えば、ニクラスとアレッシオがハイパーカーに昇格すれば、彼らにとっても良いことだし、素晴らしい物語になる」とペロード。

「フェラーリにとって、ニクラスがフェラーリ・チャレンジから、アレッシオがイタリアンGTから来たことをアピールするのは、いいストーリーだと思う。彼らにはハイパーカーに達するまでの、良い道のりというものがあるからね」

「それが意味することは、僕にはふたりの(新たな)ドライバーが必要ということだ。それは現在進行中の作業だ」

「何人かのドライバーはいるけど、それほど多くはない。ハイパーカーのおかげで、優秀なドライバーの多くはすでにヨーロッパやアメリカで(参戦が)確定しているから、そう簡単にはいかないんだ」

「このクルマを理解しているドライバーと一緒になって、冬に何度かテストをするのがいい方法になるだろうね」

2022年はWECと同様のトリオでELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのLMP2プロ/アマクラスにゼッケン88で参戦した
2022年はWECと同様のトリオでELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのLMP2プロ/アマクラスにゼッケン88で参戦した

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