100周年記念大会として2023年6月に開催される第91回ル・マン24時間レース(WEC世界耐久選手権2023年第4戦)では、セーフティカー(SC)の運用規則が変更されることが明らかとなった。『パス・アラウンド』と『ドロップ・バック』と呼ばれる手順が導入、SCが介入している間にクラスごとに隊列を整理し、各車両の位置やライバル間のギャップになるべく不公平が生じないような運用が目指される。

 ル・マン24時間の行われるサルト・サーキットではこれまで、事故等のアクシデントが発生した際、3台のSCが別々の地点からコース上に入り、ペースをコントロール。解除される際も、3つの隊列がコース上の3地点から同時に競技を再開するという形式が採られてきた。

 今年も3台のSCが(ホームストレート/アルナージュ先/デイトナ・シケイン先から)同時介入するという手順までは変わらないが、その後、隊列は1台のSCの背後へと統合されるとともに、クラス別に順位の整理が行われることとなった。

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