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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2023.09.10 07:11
更新日: 2023.09.10 07:38

サファリはクレイジー/“蛇行”に戒告/フェラーリの小トラブルetc.【WEC富士予選日Topics】

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ル・マン/WEC | サファリはクレイジー/“蛇行”に戒告/フェラーリの小トラブルetc.【WEC富士予選日Topics】

 94号車プジョー9X8をドライブするのロイック・デュバルは、予選開始時にメインストレートでフェラーリ499Pの2台に接近してウィービングを行ったとして、スチュワードから戒告処分を受けた。

 スチュワードからのレポートには、次のように記されている。

「スチュワードは、この行為は意図的でなく、妨害でもないが、それでも容認できないものであり、この特定のケースでは戒告処分で十分であると判断した」

ロイック・デュバルがアタックを担当した94号車プジョー9X8
ロイック・デュバルがアタックを担当した94号車プジョー9X8

 また、インターユーロポル・コンペティションのLMP2ドライバー、ファビオ・シェーラーは、FP3のターン1でAFコルセ54号車フェラーリ488GTE Evoのフランチェスコ・カステラッチと接触したため、シーズン終了までの執行猶予付きながら(決勝での)ドライブスルーペナルティという裁定を受けた。

 両ドライバーはセッション終了後、聴聞のためレースコントロールに呼び出された。スチュワードの報告書によると、シェーラーは「自分のミスであることを認め、ピットから出て1周目でタイヤがまだ冷えていたと説明した。そのため、ブレーキングポイントを見誤った」としている。

 LMP2タイトルを争うインターユーロポールのオレカ07・ギブソンは、トリスタン・ボティエのヴァンウォール・バンダーヴェル680ギブソンともFP3の際にターン6で接触している。この件ではボティエの方に、同じく執行猶予付きのドライブスルーペナルティが与えられている。

■FP3でフェラーリを襲ったトラブル

 ニクラス・ニールセンの50号車フェラーリ499Pは「ホイールハブベアリングの小さな機械的故障」のため、FP3で予選シミュレーション走行を行うことができなかったと、パフォーマンス・シミュレーション・テクニカルレギュレーション・マネージャーのマウロ・バルビエリは述べている。

 51号車のジェームス・カラドもプラクティスで予選シミュレーションを完了しなかった。彼らは結局、予選で6番手と7番手に終わっている。

 バルビエリは「予選(の結果)は主に、細かいディテール、アタックラップをまとめること、そして適切な準備に関係している」と述べた。

「すべてのディテールが正しい方向に向かうとは限らない。これはチームとして学び、改善できることだ」

 フェラーリは、499Pにとって新しいサーキットである富士に向けて、2週間にわたって集中的なシミュレーターテストを行ってきた。また、前戦モンツァから今週末までの間にバルセロナも訪れている。フェラーリはこの後、WEC開催前のサーキットで走行できる30日間以前の期限内に、バーレーン・インターナショナル・サーキットでもテストを行う予定だ。

予選6番手となった51号車フェラーリ499P
予選6番手となった51号車フェラーリ499P

■“総帥”も来日

 ロジャー・ペンスキーは、ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで開催されるNTTインディカー・シリーズ・シーズン・ファイナルを欠席し、富士でのWECに姿を見せている。

ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ5号車のフレデリック・マコウィッキと、ロジャー・ペンスキー
ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ5号車のフレデリック・マコウィッキと、ロジャー・ペンスキー

 AFコルセは、富士でのGTEプログラムをサポートするため、約10名の日本人クルーを起用している。

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 WEC第6戦富士の決勝レースは、9月10日の10時53分に2周のフォーメーションラップがスタート。その後、11時頃に6時間の決勝レースのスタートが切られる予定だ。

FP3後に行われたピットウォークには、多くの観客が詰めかけた
FP3後に行われたピットウォークには、多くの観客が詰めかけた


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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