中団を走っていたナレイン・カーティケヤンがコース上でスピンを喫しストップ。セーフティカーが導入されることになったのだ。カーティケヤンのマシンがストップしていることをコース上で確認していた石浦はすぐさまピットインを選択。チームもすでに準備をしており、セーフティカーが出るタイミングで石浦はピットに滑り込んでくる。

 メカニックたちはミスなく作業を済ませ、石浦はコースイン。すでに国本、中嶋が先行し、野尻と並ぶ形でコース復帰を果たすことになった。実はこの際、コントロールライン上ではわずかに石浦の方が前に出ていたものの、コース上を走行していた野尻のマシンがスピードに乗っていたこともあり先行。石浦は野尻の背後に回ることになってしまった。後に、野尻にはセーフティカー中の車両追い越しによるドライビングスルーペナルティが出されるが、35周目にリスタートが切られてから野尻がペナルティ消化に向かうまでの約5周を石浦は再び野尻の攻略に費やすこととなった。

 この間、国本は中嶋とのギャップをコントロールしながらトップを快走。1周目にピット作業を済ませたため、すでに40周以上を走っているタイヤではあるものの、大きくペースを乱すことなく周回を重ねていった。全車がピットに入った32周目にトップに立ってから20周、完璧にレースをリードした国本は念願のトップチェッカーを受けた。2013年の秋に開催された富士スプリントカップでの優勝経験はあるものの、シリーズ戦での国内フォーミュラ最高峰カテゴリーでは待望の初優勝となった。

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