国本の初優勝がほぼ確定したレース終盤は、石浦対中嶋の2位争いに注目が集まった。石浦が3位に上がった41周目の時点で、両者の差は約5秒。しかし、ここから石浦は一気にギアチェンジし、上位陣が1分18秒台で走行する中42周目に1分17秒354の暫定ファステストラップをマーク。更に17秒台を4周連続でたたき出し、44周目には1分17秒232と自らが記録したファステストラップを更新。中嶋の背後へ一気に0.4秒差まで迫った。

 ここからは息をつかせぬバトルが続き、石浦はコーナーの進入などで再三オーバーテイクを仕掛けるが、なかなか決定的なチャンスを作れずにレースはファイナルラップへ突入。最後は中嶋が温存していたオーバーテイクシステムを連発し、石浦は猛追するもそのままチェッカーを受けた。悔しい3位となったが、チームとしては今シーズン初のダブル表彰台の獲得となり、シリーズランキングでも国本が1位、石浦も2位につけ、シリーズ終盤戦に向けてチーム内でのタイトル争いが現実味を帯びてきた。

ドライバー/#1 石浦 宏明
「今週は国本選手の方が調子が良く、今回はそのセットアップを参考にさせてもらったところ、今朝からクルマの速さを確認することができました。残念だったのは作戦がうまく機能しなかったというか、セーフティカーが出てしまったり、野尻選手に引っ掛かってしまったりと運の悪い部分が出てしまったこと。この3位は悔しいですが、チームとしては去年ずっと国本選手が悩んでいたのも知っていたし、どうやって2台揃って速さを出すかということをチームで話し合ってきていたので、今日国本選手が優勝したことは良かったと思っています。今回、彼のセットアップを参考にさせてもらって僕が速くなったように、チームとしてうまく機能できていることが嬉しいです」

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