レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

投稿日: 2020.11.16 14:46
更新日: 2020.11.16 15:34

トヨタ 2020スーパーフォーミュラ第4戦オートポリス レースレポート

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーフォーミュラ | トヨタ 2020スーパーフォーミュラ第4戦オートポリス レースレポート

 ここで新品タイヤへと交換して一発アタックにかけたニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)がトップタイムをマーク。タイヤを交換しなかった石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)はタイムを更新できなかったものの、赤旗前に出していたタイムで5番手通過。サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)もタイヤを替えないまま、最後に6番手に滑り込み、Q2進出を決めました。

 一方で昨年のオートポリス戦を大逆転で制した関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が押し出される形となり8番手でQ2進出ならず。中山も10番手でQ1敗退となりました。

 Q1のB組も残り6分を切ったあたりで各車コースに向かい、アタックに入りましたが、A組の中山とほぼ同じ場所で今度は平川がクラッシュ。このセッションも赤旗中断から残り3分での一発アタックという展開になりました。

 このアタック合戦では、最後に好タイムを叩き出した国本が3番手に飛びこみ、宮田が4番手、坪井が5番手、タイヤを新品に交換せずに再アタックに臨んだ山下が7番手でぎりぎりQ1を通過。国本が飛びこんだことで大嶋和也(ROOKIE Racing)が8番手でQ1敗退。ここまで3戦中2回のポールポジションを獲得しランキングトップにつける平川が、まさかのQ1敗退という結果になりました。

 Q2とQ3は今大会より、冬の低い気温にあわせて通常の7分から10分へと時間が延長されましたが、今大会は予想外の暖かさとなり、各車6分を切るあたりからコースイン。最初にアタックに入った宮田が、1分24秒544という好タイムをマーク。その後ライバルが宮田と1000分の1秒まで同じタイムをマークしましたが、同タイムの場合は先に記録した方が上の順位となり、宮田はこのセッショントップとなりました。

 キャシディと国本、坪井の3台はセッション残り3分を切るぎりぎりまで待機してコースイン。キャシディは最後に4番手、坪井が5番手に飛びこみQ3進出を決めました。

 先にタイムを出していたフェネストラズは、トップとはコンマ3秒ほどの差ながらわずか0.04秒及ばず9番手でQ3進出ならず。石浦10番手、国本11番手、山下もトップから0.6秒ほどの遅れながら13番手でQ2敗退となりました。

 Q3も残り5分程まで各車粘ってコースイン。中でもキャシディは残り2分近くまで引っ張り、ぎりぎりでコースインしようとしましたが、ピットアウトの際に痛恨のエンジンストール。押し戻してエンジンを再始動し、アタックへと向かいましたが、惜しくも間に合わず、アタックに入ろうとした瞬間にチェッカーが振られて万事休す。

 このQ3では坪井が4番手タイムをマーク。Q2までに新品タイヤを使い切り、唯一ユーズドタイヤで臨んだ宮田は7番手、ノータイムのキャシディは8番手から午後の決勝レースに挑むこととなりました。

■次のページへ:決勝


関連のニュース