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投稿日: 2021.11.01 10:40
更新日: 2021.11.01 10:44

ホンダ 2021スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 レースレポート

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スーパーフォーミュラ | ホンダ 2021スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 レースレポート

福住仁嶺が今季2勝目 大津弘樹はルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得

 10月30日(土)~31日(日)、三重県の鈴鹿サーキットで2021年度全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズ最終戦(第7戦)が、JAF鈴鹿グランプリのタイトルを冠して開催されました。

 土曜日は朝から晴天となりましたが、気温、路面温度ともに冷え込みました。午前中の公式練習では前回のレースで今季のシリーズチャンピオンを決めた#16 野尻智紀(TEAM MUGEN)がベストタイムを記録しベンチマークとなり、そのまま走行を終えました。#6 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が4番手、#5 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が5番手につけました。

 午後からの公式予選も晴天の下で行われました。ここでもHonda勢は快調で、公式予選Q1A組では#1 山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)がノックアウトされる一方、#15 大津弘樹(RedBull MUGEN Team Goh)、#6 牧野がQ2へ進出。Q1B組では#12 タチアナ・カルデロン(ThreeBond DragoCORSE)がノックアウトされましたが、#64 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)、#5 福住、#51 松下信治(B-MAX Racing Team)、#16 野尻がQ2セッションへ進出しました。

 Q2AセッションおよびQ2Bセッションに出走した6台のHonda勢の選手は、それぞれのセッションで上位に並び全車がQ3へ進出。Q3では#51 松下がポールポジションを獲得、2番手以降に#64 大湯、#5 福住、#6 牧野、#16 野尻が並び、Honda勢が上位5番手までのポジションを独占することとなりました。前回のレースで初優勝を遂げた#15 大津は7番手につけました。

 決勝日は曇天となり、時折り小雨も降って朝のフリー走行はウエットコンデイションで行われましたが、決勝レースに向けては天候が回復し、コースはドライコンディションとなりました。決勝レースのスタートが切られると、ポールポジションの#51 松下、2番手の#64 大湯はポジションを守ってレースを始めました。後方からは#16 野尻が好スタートで3番手へ進出し、すぐに#64 大湯に攻め寄りましたが2周目のS字で2台はわずかに接触。#64 大湯はオーバーランして大きく遅れてしまいました。

 一方、トップを独走し始めた#51 松下にはスタート違反があったとしてペナルティーが下り、5周目にドライブスルーを行ったため順位を下げました。替わってトップに立ったのは#16 野尻でした。その後方にはいったん順位を下げた#5 福住、20号車を挟んで#15 大津、#6 牧野が続きました。

 レースは10周を過ぎ、義務づけられたタイヤ交換のためピットインが始まりました。2番手の#5 福住は11周目にピットイン、トップの#16 野尻は12周目にピットインしてレースに復帰しました。この間に見かけ上のトップには20号車が立ちましたが、事実上は#5 福住と、その目の前にコース復帰した#16 野尻がトップ争いを繰り広げることになりました。#5 福住は、タイヤ交換を終えたばかりでタイヤが温まっていない#16 野尻に攻め寄り、13周目の逆バンクでオーバーテイクして順位を入れ替えました。

2021スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
2021スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
2021スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 野尻智紀(TEAM MUGEN)
2021スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 野尻智紀(TEAM MUGEN)


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