2025年のGT300クラスは多方面にわたって規則の変更があった。たとえば、入賞は15位までとなり、サクセスウエイトが50kgを超えた場合は給油流量リストリクターを調整してピットの時間で性能差をコントロールする。例年以上にピット戦略を含めた緻密なマネジメントが求められそうだ。
5月2日発売のauto sport臨時増刊『2025 スーパーGT公式ガイドブック』では、波乱の開幕戦から、シーズンの行方を予想する。
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チェッカー後も含め10のペナルティが科されたGT300クラスの開幕戦を65号車LEON PYRAMID AMGの蒲生尚弥/菅波冬悟が制した。65号車LEONは予選で4番手となると、ウエットで開始された決勝でも序盤から一貫して速いペースを維持。終盤のセーフティカーラン明けにクラストップだった18号車UPGARAGE AMG GT3とアトウッドカーブで接触し5秒のタイムペナルティを科されるも、後続をぶっちぎり、表彰台の頂点に立った。