TOYOTA GAZOO RacingのTEAM WedsSport BANDOHの代表として国内トップカテゴリーのスーパーGT GT500クラスに参戦しつつ、青年実業家としてさまざまなチャレンジを続ける坂東正敬監督。そんなマサ監督が日々のレースや、実業家としての活動のなかで、面白いと思ったこと、取り組んでいることについて、自ら筆をとります!
連載コラム第43回は、4月12〜13日に岡山国際サーキットで開催された2025スーパーGT開幕戦での19号車WedsSport ADVAN GR Supraの戦いを振り返りつつ、第2戦富士の表彰台予想などをアクセル全開でお届けします。
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押忍! 坂東マサです。2025年シーズンのスーパーGTが開幕しました。
読者のみなさんはレース結果をすでにご存知かと思いますが開幕戦の岡山、19号車WedsSport ADVAN GR Supraは66周目にマシンストップ、12位完走扱いでレースを終えました。
今季の19号車WedsSportの目標は、前回のコラムで書いた『ストップ・ザ・1号車au TOM’S GR Supra』です。
1号車au TOM’Sのドライバーである坪井翔と山下健太は、ともに元19号車WedsSportからGT500クラスにデビューし、今ではチャンピオンにまで上り詰めました。
ですが、開幕戦で19号車WedsSportは1号車auの快進撃を止めることはできませんでした。
トヨタGRスープラがワン・ツー・スリーで表彰台を独占したことは前向きに捉えますが、19号車WedsSportは12位完走扱いという厳しい結果に終わりました。本当に悔しい!
まず予選から振り返ると、今季のスーパーGTは、2023年までのノックアウト形式に予選方式が戻りました。やはり、この方式のほうが盛り上がったと思います。
ひとつ言うなら、牧野任祐選手が『GT500クラスのQ2進出は10台ではなく、6台のほうがもっと緊張感があるのでは』と言っていて、そのとおりかもしれません。どこかのレースでQ2進出台数の変更は取り入れても良さそうな提案だと思います。
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