TOYOTA GAZOO RacingのTEAM WedsSport BANDOHの代表として国内トップカテゴリーのスーパーGT GT500クラスに参戦しつつ、青年実業家としてさまざまなチャレンジを続ける坂東正敬監督。そんなマサ監督が日々のレースや、実業家としての活動のなかで、面白いと思ったこと、取り組んでいることについて、自ら筆をとります!

 連載コラム第44回は、5月3〜4日に富士スピードウェイで開催された2025スーパーGT第2戦での19号車WedsSport ADVAN GR Supraの戦いを振り返り、ひさびさの海外戦となる第3戦セパンの表彰台予想などをアクセル全開でお届けします。

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 押忍! 坂東マサです。スーパーGT第2戦富士から少し日が空いてしまいましたが、あっという間に第3戦セパンが近づいてきました。

 およそ2ヵ月のインターバル、皆さんは“スーパーGTロス”になってしまっているでしょうか? 今回のコラムは、まず第2戦富士の振り返りからお話したいと思います。

 富士スピードウェイでの3時間レースとして開催された第2戦富士。19号車WedsSport ADVAN GR Supraは予選2番手を獲得しながら、決勝は14位で終えました。悔しい。本当に悔しいレースでした。

 第2戦富士での19号車WedsSportは、土曜日に行われた公式練習の混走時間で阪口晴南選手が1分27秒481の最速タイム、その後のGT500クラス占有時間でも国本雄資選手が1分27秒414のトップタイムを記録する好調さをみせていました。

 しかし、午後の公式予選Q2では、38号車KeePer CERUMO GR Supraの大湯都史樹選手が記録した1分26秒093に0.083秒届かず、19号車WedsSportは1分26秒176で2番手となりました。

WedsSport ADVAN GR Supra
WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南/小高一斗) 2025スーパーGT第2戦富士

 この結果は、38号車KeePerのマシン完成度の高さと大湯選手の素晴らしいドライビングが組み合わされたものでした。19号車WedsSportもミスのない予選アタックだったのですが、完敗でした。

 ただ、国本選手はQ1で2番手を0.324秒引き離すタイムでトップ通過しました。国本選手にとってQ1トップタイムは初めての経験になるはずなので、本当に素晴らしいアタックでした。

 ここで皆さんにお伝えしたいのは、19号車WedsSportはQ1の国本選手とQ2の阪口選手で異なるタイヤを選択していたということです。どちらのタイヤが正解だったかは分かりませんが、2種類ともポテンシャルのあるタイヤだったということは証明しました。

国本雄資/阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)
2025スーパーGT第2戦富士 予選Q1後に国本雄資を祝福する阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)

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