TOYOTA GAZOO RacingのTEAM WedsSport BANDOHの代表として国内トップカテゴリーのスーパーGT GT500クラスに参戦しつつ、青年実業家としてさまざまなチャレンジを続ける坂東正敬監督。そんなマサ監督が日々のレースや、実業家としての活動のなかで、面白いと思ったこと、取り組んでいることについて、自ら筆をとります!
連載コラム第42回は、いよいよ4月12〜13日に岡山国際サーキットで開幕を迎える2025年のスーパーGTについて、シーズンオフテストでの勢力図や恒例の表彰台予想、そしてシリーズをさらに盛り上げる提案と意見などを、アクセル全開でお届けします。
* * * * * * *
押忍! 坂東マサです。スーパーGTの2025年シーズンがいよいよ開幕を迎えます。
その前に、4月4〜6日に鈴鹿サーキットで開催されたF1日本GPでの角田裕毅選手の話題が凄かったですね。
日本人レーシングドライバーがF1トップチームであるレッドブルに加入するということで、僕も現地で見たかったのですが、今回はテレビでレースを見ました。
そして、この『現地で見たかった』という表現。僕がスポーツ観戦で重要なことは、お客さんに『現地で見たい』と思わせることだと思っています。
なぜ、僕が2025年のF1日本GPを現地で見たいと思ったのでしょうか。
『もしかしたら角田選手が勝つ瞬間を見られるかもしれない』『日本人がレッドブルに初めて乗る』『どのレースよりも興奮するかもしれない』『鈴鹿サーキットでのF1日本GPは一年に一度しかない』
これ以外にも、いろいろな要素があったと思いますが、多くのファンにとって今年のF1日本GPは『レースを生観戦したい』という気持ちを持っていたはずです。
角田選手のレッドブル加入効果で観戦チケットは完売だったのでしょうか? もしチケットが残っていたら、どのくらい残っていたのでしょうか? おそらくわずかだと思います。
やはり、F1という世界選手権ブランドは凄いですね! そう考えると、僕たちが参戦するスーパーGTはもっとブランド力を向上していかないといけません。
ここから先は autosport web Premium
会員限定コンテンツとなります
または