TOYOTA GAZOO Racing(TGR)のTEAM WedsSport BANDOHの代表として国内トップカテゴリーのスーパーGT GT500クラスに参戦しつつ、青年実業家としてさまざまなチャレンジを続ける坂東正敬監督。そんなマサ監督が日々のレースや、実業家としての活動のなかで、面白いと思ったこと、取り組んでいることについて、自ら筆をとります!
連載コラム第47回は、8月23〜24日に鈴鹿サーキットで開催された2025スーパーGT第5戦『SUZUKA GT300km RACE』での19号車WedsSport ADVAN GR Supraの戦いを振り返り、必勝体制で臨む第6戦SUGOへの抱負などをアクセル全開でお届けします。
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押忍、坂東マサです。
鈴鹿サーキットでのスーパーGT第5戦から、だいぶ時間が経ったような気がします。19号車WedsSport ADVAN GR Supraは、9月17日に第6戦SUGOに向けて積み込まれ、すでにトレーラーはスポーツランドSUGOに向けて出発しました。
まずは第5戦鈴鹿を振り返りましょう。
レースは千代勝正/高星明誠組の23号車MOTUL AUTECH Zが優勝し、ニッサン陣営にとって久しぶりの勝利を挙げました! トヨタ陣営の僕らにとって、ニッサン/ニスモさんはライバルになりますが、ライバルが勝つことでシリーズが盛り上がります。
ニスモさんにとっては、佐々木大樹/三宅淳詞組の3号車Niterra MOTUL Zも3位に入ったので、ワン・スリーという結果でしたね。2位の大嶋和也/福住仁嶺組の14号車ENEOS X PRIME GR Supraも素晴らしい活躍でした。
一方で、19号車WedsSportは14位という結果に終わりました。レース内容としては、国本雄資選手がドライブした前半スティントは16周くらいまではペースが良かったのですが、その後ピットアウトしたクルマに引っかかってしまいました。
阪口晴南選手の後半スティントでは、選んだタイヤがコンディションとマッチせず、阪口選手を苦しませてしまい、そこでのロスも大きく厳しい戦いになってしまいました。
ここからは、また数字から各車の戦いを考察していきましょう。以下はあくまでモニター上の数値ですが、確認できた車両のレース中最高速データを控えてみました。(※同率はカーナンバー順)
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