TOYOTA GAZOO Racing(TGR)のTEAM WedsSport BANDOHの代表として国内トップカテゴリーのスーパーGT GT500クラスに参戦しつつ、青年実業家としてさまざまなチャレンジを続ける坂東正敬監督。そんなマサ監督が日々のレースや、実業家としての活動のなかで、面白いと思ったこと、取り組んでいることについて、自ら筆をとります!

 連載コラム第49回は、10月18〜19日にオートポリスで開催された2025スーパーGT第7戦『AUTOPOLIS GT 3Hours RACE』での19号車WedsSport ADVAN GR Supraとレースを振り返りつつ、最終戦や選手権争いの展望などをアクセル全開でお届けします。

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 押忍! 坂東マサです。

 スーパーGT第7戦オートポリス、前戦に続いてまたまたドラマチックでハラハラドキドキする、まさに“THE SUPER GT”と言えるようなレースでしたね。中継でも現地でも、見てくださったファンの方は楽しめたのではないでしょうか?

 オートポリスは予選の順位に関係なく勝てるサーキットでもあります。ここからは3時間というサバイバルレースで活躍したマシンがどのような戦いをしたか、そして19号車WedsSport ADVAN GR Supraに勝機はあったのか、などを振り返りましょう!

 第7戦は3時間レースということで給油を伴う2度のピットストップが義務付けられました。まずは参考に、その2回のピットストップ(作業時間)&アウトラップの速いマシンは以下となります。

Pos.Car
1#38 KeePer CERUMO GR Supra
2#100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT
3#14 ENEOS X PRIME GR Supra
4#1 au TOM’S GR Supra
5#16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT
6#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra
7#3 Niterra MOTUL Z
8#64 Modulo CIVIC TYPE R-GT
9#12 TRS IMPUL with SDG Z
10#19 WedsSport ADVAN GR Supra
11#37 Deloitte TOM’S GR Supra
12#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT
13#17 Astemo CIVIC TYPE R-GT
14#23 MOTUL AUTECH Z

 このデータを見ると、38号車KeePer CERUMO GR Supraはスタート直後の接触スピンでGT500クラスの最後尾まで下がったものの、結果は4位フィニッシュということで、22周目ピットインのアーリーアンダーカット作戦が成功しました。

KeePer CERUMO GR Supra
スタート直後に接触スピンを喫したKeePer CERUMO GR Supra 2025スーパーGT第7戦オートポリス

 19号車WedsSportも38号車KeePerと同じような作戦でしたが、給油時間の差で19号車WedsSportの前に38号車KeePerが行きました。僕らは25周目にピットインし、1回目のピット作業完了後は38号車KeePerの後方2番手を走行していましたが、ラップタイムが同じくらいだったので追い抜くことはできませんでした。『ここでセーフティカー(SC)が入れば』と願っていましたが入らず。優勝を飾った100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GTはこのときに燃費を稼ぎながら良いラップタイムを刻んでいました。

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