【スーパーGT第7戦／オートポリス】大会直前情報

　2025年のスーパーGT第7戦は、大分県にあるオートポリスで開催されます。今大会は、サクセスウエイトが獲得ポイント×1kgとなり、GT500クラスでは、リアライズコーポレーションADVANZ（松田次生選手／名取鉄平選手）が21kgのウエイトを搭載して今大会に挑みます。

　リアライズコーポレーションADVANZは、前戦SUGO大会で予選5位から最終ラップでの劇的な逆転でトップフィニッシュを飾り、チームとして9年ぶりの優勝を果たしました。【その模様はこちらの動画】

　天候不良により1デイイベントとなった昨年のオートポリス大会では、公式予選で名取選手がトップタイムをマーク。低温度のウエットコンディションから徐々に乾いてくる難しい路面状況の中、ドライタイヤのパフォーマンスを十分に発揮しGT500クラスで嬉しい自身初ポールポジションを獲得しました。残念ながら決勝レースではトラブルに見舞われ優勝を逃しただけに、前戦勝利の勢いも借りて、1年前のリベンジを目指します。

　以下、今大会に挑むKONDO RACINGの選手2名のコメントをご紹介します。

■松田次生選手（KONDO RACING）
【前戦SUGOで自身GT25勝目を記録】

「昨年のオートポリスは予選でポールポジションを獲得し、決勝では最終的にマシントラブルで完走できませんでしたが、ファーストスティントではトップをキープしたまま力強いレースができました。「レースで強いタイヤ」をコンセプトに開発を進め、開幕戦では予選3位。SUGOではチームとして9年ぶり、僕自身は通算25勝、そして名取選手にとってGT500初優勝を果たすことができました。この勢いを維持して、チーム一丸、名取選手とともに優勝争いできるように頑張ります」

■名取鉄平選手（KONDO RACING）
【GT500クラスで自身初優勝】

「SUGO大会で優勝した勢いをそのままに、オートポリス大会も攻めの姿勢で挑んでいきます。オートポリスは昨年ポールポジションを獲得していますし、自信を持っているサーキットです。チーム一丸となって2連勝を狙っていくので、熱い応援をよろしくお願いします」

　GT500クラスのもう1台、WedsSport ADVAN GR Supra（国本雄資選手／阪口晴南選手）は、今シーズン久々に復活した海外戦マレーシア大会でポールポジションを獲得し、決勝では5位入賞。スプリントフォーマットで開催された第4戦富士大会でもポールポジションを獲得してその速さを印象付けました。今大会、ランキング上位陣は重量級のサクセスウエイトを搭載しており、ウエイト13kgの19号車は優勝争いに加わるチャンスです。

　GT300クラスでは、平手晃平選手がドライバーランキング2位に着けているリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R（ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手／平手晃平選手）（※オリベイラ選手は欠場大会があるためランキング8位）、同3位のグッドスマイル 初音ミク AMG（谷口信輝選手／片岡龍也選手）、そして同5位のCARGUY FERRARI 296 GT3（ザック・オサリバン選手／小林利徠斗選手）が最大重量となる50kgを搭載。さらに給油リストリクター径の調整も行われます。

　チームランキングでは、グッドスマイル初音ミクAMGを走らせるGOODSMILE RACING＆Team UKYOが2位と7.5ポイント差でトップに立ち、リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-RのKONDO RACINGが、トップと11ポイント差の3位に着けています。いずれのチームもダブルタイトルの可能性がかかり、ウエイトを搭載するシーズン最後の戦いとなる今大会での結果は非常に重要。まだまだ大きいハンディを背負っているものの、シリーズチャンピオンをたぐり寄せるため上位フィニッシュを目指します。

　また、チャンピオンナンバー『0』をつけるVENTENY Lamborghini GT3（小暮卓史選手／元嶋佑弥選手）は、昨年のオートポリスで逆転勝利を収めており、今回も好成績を狙います。

　今大会もヨコハマ勢へのご声援をよろしくお願いいたします。

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