ピレリが「安全性の見地」から、来年のプレシーズンテストの開催地をバーレーンに変更するよう、FIAに働きかけたようだ、と英AUTOSPORTが報じた。 

 各4日間、2回のテストをどこで行うべきかについては、パドック内でも議論になっており、現時点でのチームの希望はバルセロナとバーレーンの2つに分かれている。一方、タイヤ製造者であるピレリは、サイズと設計が一新される2017年仕様のタイヤを温暖なコンディションの中で正しく理解するには、サクヒール・サーキットでテストを行うことが重要だと主張してきた。

 ピレリの意見は、メルセデスを筆頭とする数チームが支持している。これに対して、レッドブルを中心とするグループは、スペインでテストをすれば大幅にコストを削減できるとして、バルセロナでの開催を求めているのだ。

 この問題を解決すべく、日本GPの予選前には、パドックでFIAのレースディレクター、チャーリー・ホワイティング、メルセデスのニキ・ラウダとトト・ウォルフ、レッドブルのクリスチャン・ホーナー、そしてピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーによる会議が行われた。

 議論の中心は、コストとロジスティクスに関することだったという。クルマや機材の輸送はさておくとしても、バーレーンへ最新のパーツを送るには費用だけでなく時間もかかり、テストプログラムにも影響が及ぶからだ。

 ホワイティングは、ピレリにバーレーンでのテストを希望する理由を、詳しく説明するよう求めてきた。これに対してヘンベリーは、温暖な気候での確認テストを行わずに新たなシーズンを迎えることによる、安全面での懸念を訴えているようだ。

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