たとえば、バトンの1基目に起きたトラブルは、MGU-Kのモーターを支えるベアリングの損傷だった。ベアリングは消耗品で、もともとホンダは2戦ごとに新しいものに交換する予定でいたが、問題は2戦目の決勝で発生してしまった。まだ原因はわかっていないが、中国GPでも同じ仕様のものを使用したことを考えると、個体の不具合というよりは、かなり攻めた使い方をしていた可能性が考えられる。ホンダは今後ベアリングを1戦ごとに変える予定だ。

 某エンジニアによれば「制御系ソフトウェアのアップデートによって、すでに開幕戦の仕様からコンマ3秒のゲインを得ている」という。これが本当なら、10馬力以上の性能向上を果たしていることになる。フェラーリ代表のマウリツィオ・アリバベーネは言う。

「昨年、我々が2016年の計画を立てたとき、ふたつの選択肢があった。信頼性を優先するか、あるいは性能を上げるかだ。フェラーリにはメルセデスを倒さなければならないという使命がある。だからリスクを覚悟して、後者を選んだ」

 ルノーもホンダも信頼性には、ある程度の目処がついた。これからは性能向上を目指した新しい戦いが、パワーユニット間で勃発する気配を感じる。

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