MCL「さっきの周はSAIと同じペース。PERは1.5秒後方」(14周目)

MCL「この周はSAIより0.15秒速かった。ギャップは3.9秒になった」(16周目)

MCL「SAIと同じペースだ。ギャップは2.4秒。リヤタイヤの温度に気をつけろ」(21周目)

 再三の講義でスチュワードはサインツの押し出しを審議対象としたものの、裁定の結果はお咎め無しだった。

ALO「あのアクションに対してペナルティは?」

MCL「お咎めなしの裁定だ。レースに集中してピットストップで彼を捉えよう。追い付いていけ。タイヤとフロントフラップの状況は?」

ALO「タイヤはまだ速さがある。フラップのセッティングも悪くないよ」

 ピレリの事前予想では、スーパーソフトは33周目前後のピットストップが最適なライフ。しかしそのタイミングが近付いてきても中団勢ではピットストップの動きが出てこない。後続とのギャップが充分に開いておらず、ピットインすれば彼らの渋滞のど真ん中に戻ってしまうため、マクラーレン陣営も走り続けるしかなかった。

 29周目アロンソがチームにまだかと聞く。

ALO「ターゲット(ラップ)をアップデートし続けてくれ」

MCL「了解。ターゲットは変わるかもしれない。今他車の動向を見ているところだ」

 チームはサインツをピットストップでアンダーカットするため、そして後続に引っかからないためにさらなるペースアップをアロンソに指示する。

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