フェラーリがハロの開発を進め、今年のバルセロナテストやプラクティスでテストを行っており、ハンガリーGPではFIAがドライバーたちにプレゼンテーションを行い、ハロの装着により安全性は17パーセント改善すると説明していた。
一部ドライバーは賛成の意志を示しているが、バーニー・エクレストンとチーム側から導入に反対の声が出ていた。規則により、来季導入には全会一致での合意が必要であり、FIAは安全性の問題として強行することも可能だったものの、ジャン・トッド会長は多数の反対を押し切って2017年の導入を押し進めることは避けた。

会合後、エクレストンは、ハロのテストはまだ十分ではなく、今後は別の選択肢を含めて検討していくと述べた。 エクレストンは、レッドブルが提案したエアロスクリーンの開発も続けると明かしている。
「FIAが何度もテストを行ったが、十分詳細に調査できたとは思っていない。もっと時間が必要だ」とエクレストン。
「それから、今後は“ハロ”とは呼ばない。簡単に頭部保護システムとする」