ホンダはまだ3トークンを残しており、わずかではあるが、まだ向上する余地は残されている。
 もちろん、課題がなかったわけではない。ひとつはベルギーGPでアロンソのパワーユニットに2度トラブルが生じたこと。ただし、その後、同じスペックに交換したアロンソのパワーユニットに同様のトラブルが起きずに2レースを走ったこと。そして、そもそもチームメートのバトンにはまったくトラブルが起きなかったことを考慮すると、最新スペックであるスペック3に由来する問題ではないと考えるのが自然だろう。つまり、開発の方向性に間違いはなく、残された3トークンを性能アップに使用できるはずだ。

 また今回のアップデートによって、デプロイがライバル勢に対して同等か、わずかに上回る性能が確認できたことも大きな収穫だ。それでも、トップ集団に追いつけないのは、エンジン(ICE)そのものの馬力の差。したがって、今後はエンジンのパワーアップに絞れるので、開発も集中できるというメリットがある。

 そして、ベルギー&イタリアGPの連戦を終えて何より明るい材料は、残る7戦はマクラーレン・ホンダにとって相性がいいサーキットが続くということ。

 終盤戦に向けて、アロンソは次のような抱負を述べた。
「次のシンガポールだけではない。今年はセパンも鈴鹿もオースティン、そしてアブダビもチャンスがある」

ホンダ辛口コラムはF1速報公式サイトで連載中
ホンダ辛口コラム ベルギー&イタリアGP編:高速サーキットで戦えず。だがPUに全責任を押し付けるべきではない

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