タイムアタックしていた条件以外にも、ハースがこの集団の中で断トツで速いことをうかがわせるのは、ロングランペースだ。最終日の午後、ハースはケビン・マグヌッセンがレースシミレーションを行なっていたが、最初のスティントは前日にレースシミレーションを行なっていたレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーと遜色のないペースを刻んでいた。

 レーシングポイントはハースほど速くないものの、マクラーレンよりは安定したペースで、ハースと同様、2ストップで66周を走りきっていた。これに対して、ショートランに時間をかけすぎていたためか、マクラーレンは第1スティント以外はC2タイヤを履きながら、なんと4回もピットインしてタイヤを交換しなければならなかった。

 これはマクラーレンのマシンがタイヤに熱を入れやすいものの、オーバーヒートしやすい悪癖を抱えている可能性がある。もし、そうだとすれば、今後マクラーレンはセットアップを予選よりもレースに振らなければならないことになり、一発の速さという点では、これ以上の伸びは考えにくい。

 この3チームの中でQ3進出をかけた戦いができるのがハースで、レーシングポイントはQ2どまり。マクラーレンはアルファロメオ、トロロッソとともにQ2進出を賭けた戦いを演じるのではないかと予想する。

ロマン・グロージャン(ハース)
ロマン・グロージャン(ハース)

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