☆☆ ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)
予選=13番手/決勝=8位
忍び寄るスランプ、周囲からのプレッシャーに耐えていたレッドブル・ホンダに移籍しての2戦目。RB15のエアロ特性(強いレーキ角)になじめず、減速から進入時のダウンフォース・バランス変動が彼のリズムに合わないようだ。それを懸命に自己修正、第2スティントをソフトで最長30周して得た8位入賞はひとつの成果。
☆☆☆ アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)
予選=12番手/決勝=9位
実戦レッスン2、ここで学び取ったのは集団・接近戦での攻めと守り。超えてはいけない一線を破らず、バトルをつづけるメンタルパワーが少しずつ上がってきた。その部分に進化を感じる。
☆☆☆ ランド・ノリス(マクラーレン)
予選=10番手/決勝=6位
個人的に開幕戦・予選8番手に驚かされ、バーレーンGPではライコネンとの接近戦で守り切っての決勝6位に二度また驚かされた。この週末フェルナンド・アロンソがピットで見守っていたが彼の“コーチング”もあったのだろう。強風下にミスなくマシンコントロール、MCL34をマスターしつつあるのが見てとれた。
☆☆☆ キミ・ライコネン(アルファロメオ)
予選=9番手/決勝=7位
表彰台に過去8回(2位5回)、勝利はないが与えられたマシンパッケージを乗りこなしてきたベテラン。アルファロメオC38のリミットを正確に把握。独特の“キミ・ライン”がとくに難しい10コーナーで光った。
そこではタイムを狙うライン、オーバーテイクに行くライン、タイヤをケアするラインが微妙に違う。使い分けたベテラン、前の6位ノリスもそれを学んだことだろう(本来ならそれはアントニオ・ジョビナッツィが学ぶべきなのだが)。キミがいるアルファロメオ、現在“Bリーグ首位”のランク4位。