──しかし、その調子をレースに持続できませんでした。何があったのでしょうか。

本橋CE:いろいろな要素が絡み合っての結果だったと思っています。例えば、ここは夕方開催ということで路面の温度変化がほかのサーキットのレース時間よりも大きい傾向にあります。

 また今回のレースでは序盤はトラフィックの中にいて、その状況でのエアロ(空力)もなんらかの影響があった可能性もあります。現時点でこれだという明確な答えは見えていません。これから、さまざまなデータを解析して次に反映していかなければならないということを先ほどのミーティングで確認し合ったところです。

2019年F1第4戦アゼルバイジャンGP ダニエル・リカルド(ルノー)がダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)にヒット
2019年F1第4戦アゼルバイジャンGP ダニエル・リカルド(ルノー)がダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)にヒット

──チームはピットストップ戦略でミスがあったと発表しています。またクビアトはダニエル・リカルド(ルノー)との事故まではポイント圏内を走行していました。あれがなければ、ポイントは取れていたでしょうか。

本橋CE:クビアトのアクシデントはレースの中盤だったため、その後、クビアトが入賞圏内にとどまることができていたかどうかを予想するのは難しいですが、アルボンがレース後半に入ってもそこそこのペースで走っていたことを考えると、タラ・レバになりますが、あのままクビアトが走っていれば、2台そろってポイント圏内でフィニッシュできていたと思っています。

──昨年のアゼルバイジャンGPでのトロロッソ・ホンダは、レース中にエネルギーマネージメント(エネマネ)で苦労しました。

本橋CE:今年のレースでもいろんな状況(前半はトラフィック、後半はバーチャル・セーフティカーなど)が起きましたが、それぞれの状況に合わせてファンクションの使い方をうまくマネージできていたと思います。

 こういう状況になったら、エネマネはこういう使い方をしようということがホンダもトロロッソもわかっていたので、これはホンダがやるのかそれともトロロッソがやるのか』というところでドタバタするようなことはなく、どちらともなく『いまはこういう状況だから、この設定でいいよね』という感じで、スムーズに対応していました。

■レッドブルとトロロッソ、2チーム体制になったことによる変化

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