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F1 ニュース

投稿日: 2019.06.23 23:55
更新日: 2019.06.24 04:24

F1第8戦フランスGP決勝:ハミルトンが圧巻の4連勝。孤軍奮闘のフェルスタッペンは4位入賞

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F1 | F1第8戦フランスGP決勝:ハミルトンが圧巻の4連勝。孤軍奮闘のフェルスタッペンは4位入賞
2019年F1第8戦フランスGP ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第8戦フランスGP ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)

 31周目にライコネンがピットインし、クビアトの後方12番手で戻るがすぐにオーバーテイクして10番手に上がり、クビアトはこの周にピットイン。11番手に上がったライコネンを中団グループのトラフィックに捕まっていたガスリーが追いかける。

 34周目にヒュルケンベルグがようやくピットインしてミディアムタイヤへ交換。ぎりぎりでガスリーの前に戻り11番手となる。15番手まで下がっていたジョビナッツィは2回目のピットインでミディアムタイヤに履き替え状況の打開を図る。39周目にストロールがピットインし、これで全車がタイヤ交換を完了。

 映像で見る限りメルセデスAMG勢はフロントタイヤの内側にブリスターが出ているが、ハミルトンはタイヤのフィーリングは良好と無線で伝える。6番手サインツの背後でペースアップを要求するノリスは、ハイドロ系にトラブルが発生したようで、トラブルの悪化を防ぐためにDRSの使用を控えることを余儀なくされた。さらにデフの効きが悪くなってマシンが不安定になり、パワーステアリングの効きも悪くなっていく。

 40周目を過ぎたところから各車がファステストラップ狙いのプッシュラップを始め、ルクレール、ハミルトン、ボッタスとファステストラップを更新していく。しかし後方サインツまで50秒以上のギャップを持つベッテルは51周目にポジションを失うことなくピットインを行ない、ソフトタイヤを履いてタイムアタック。

 レース終盤に入って後方では9番手ライコネンと10番手ヒュルケンベルグが激しい争いを繰り広げる。さらに8番手リカルドもトラブルを抱えるノリスの背後に迫り、最終ラップで抜いて7位に浮上。ノリスはヒュルケンベルグにも抜かれ、何とか10位でフィニッシュ。

 ガスリーは地元レースで5.230秒届かず11位でノーポイントに終わった。自主リタイアを選んだグロージャン以外の全車が完走し、トロロッソ・ホンダ勢はクビアト14位、アルボン15位でのフィニッシュとなった。

 ハミルトンは最終ラップに各セクターでベストタイムを刻みこの時点で最速となる1分32秒764を記録してトップでチェッカードフラッグを受けた。ルクレールは2位ボッタスの1秒後方まで迫ったものの抜くまでには至らず3位でフィニッシュ。フェルスタッペンはタイヤが完全に終わったと訴えながらも4位でフィニッシュし、ベッテルは1分32秒740とハミルトンから僅か0.024秒差でファステストラップを更新して1ポイントを追加した。

 レース後、7位フィニッシュのリカルドには、コース外に出たことでアドバンテージを得たとしてレース後に5秒のペナルティ、さらに安全にコースに戻らなかったことで5秒の計10秒のペナルティが科され11位に降格。その結果、7位ライコネン、8位ヒュルケンベルグ、9位ノリス、10位ガスリーと、ポジションが一つずつ繰り上がっている。

2019年F1第8戦フランスGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2019年F1第8戦フランスGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

2019年F1第8戦フランスGP決勝 1位:ルイス・ハミルトン、2位:バルテリ・ボッタス、3位:シャルル・ルクレール
2019年F1第8戦フランスGP決勝 1位:ルイス・ハミルトン、2位:バルテリ・ボッタス、3位:シャルル・ルクレール


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