考えられる理由は、ホンダのパワーを考慮して、少しでもストレートスピードを上げるためだったのではないだろうか。
 ホンダはベルギーGPに7トークンを使用した新しいスペックのパワーユニットを投入した。それにより、デプロイはライバル勢に対して引けを取らなくなったものの、エンジンそのもののパワーでは依然としてギャップがあることも露呈した。マクラーレンはそれを考慮してファクトリーでシミュレーションにかけ、ベストな空力パッケージを選択して、シンガポールへマシンとパーツを送り込んだわけだ。

 しかし、ホンダもイタリアGP後にHRDさくらで制御系のソフトウェアを最適化していた。それにより、若干ではあるが、コース上でのパワーが予想よりも上がっていた可能性が考えられる。

 そのことを如実にあらわしているのは、レース序盤のダニール・クビアトとのバトルだ。序盤、アロンソの背後にはクビアトが約1秒差で迫っていたが、DRSが使用可能になってからも、クビアトが2本あるストレートで、いずれもアロンソのスリップストリームに入ってオーバーテイクすることはなかった。

 さらに燃費も改善されている。シンガポールGPはドイツGPと同様、燃費に厳しいサーキットだが、ドイツGPでは周回遅れにされたものの、シンガポールGPでは同一周回でフィニッシュしている。現在のパワーユニットは燃費向上=パワー向上を意味する。
 残る3トークンをどこで使用してくるのか。ホンダパワーはまだ改善する余地を残している。

ホンダ辛口コラムはF1速報公式サイトで連載中
ホンダ辛口コラム シンガポールGP編:メッキがはがれたマクラーレン。ホンダに対し潔く非を認めよ

本日のレースクイーン

立華理莉たちばなりり
2026年 / スーパーGT
SUBARU BRZ GT GALS BREEZE
  • auto sport ch by autosport web

    倒す相手を、信じてる。小林利徠斗 × 野村勇【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 2

    倒す相手を、信じてる。小林利徠斗 × 野村勇斗
    【FORMATION LAP Produced by auto sport】
    2026 Episode 2

  • auto sport

    auto sport 2026年9月号 No.1623

    [ SUPER GT 熱闘“再点火”特集 ]
    RE:IGNITION

  • asweb shop

    F速 Premium Vol.3
    角田裕毅 現在・過去・未来

    2,100円