3時51分に始まったQ3では、各車が先頭走者にならないよう待機し、メルセデスAMGが最初にガレージを後にして各車がこれに続いたものの、ピット出口でスタート練習を行ないフェラーリのベッテル、ルノー勢を前に行かせる。ベッテルはターン1をまっすぐ行きランオフエリアを通って後方に回ろうとするが成功しなかった。
最初のアタックでルクレールが1分19秒307でトップに立ち、ハミルトンは0.039秒差の2番手。ベッテルは0.150秒差で3番手となり、4番手・5番手にはルノー勢。ライコネンがパラボリカでリヤが流れ後ろ向きにタイヤバリアにクラッシュして赤旗が提示され、直後を走っていたハミルトンは難を逃れたものの、ストロールとアルボンはノータイムのまま最後のアタックに賭けることとなった。
4時7分、残り6分35秒でセッションが再開されるが各車とも待機を続ける。残り2分を切ったところで各車が時間切れでピットアウトするが、先頭となったヒュルケンベルグはターン1のエスケープロードを利用して後方へ回り、サインツとフェラーリ勢を前へ。それでも大渋滞が続き、ほとんどのマシンがチェッカードフラッグまでにアタックに入ることができず時間切れに。先頭のサインツとその後ろにいたルクレールだけがチェッカーを免れ、サインツだけが最後のアタック入ったものの順位は変わらず、極めて珍しいかたちでフェラーリの地元ポールポジションが決まった。
2番手はハミルトン、3番手ボッタス、ベッテルは4番手に終わった。5番手リカルド、6番手ヒュルケンベルグ、7番手サインツとなり、ノータイムのアルボンは8番手、ストロールは9番手でクラッシュのライコネンは10番手という結果になった。