●シンガポールGPのコースには23ものコーナーがある。これはF1が行われる全コース中最多であり、14の左コーナーと9の右コーナーで構成されている。

●マリーナベイ・ストリート・サーキットでは、ヘビーブレーキングを必要とする箇所はごくわずかだが、ストレートが少なくコーナーが多いために、ブレーキを使用する場面は非常に多い。そのため、各チームにとってシンガポールGPは、最もブレーキの頑丈さが求められるグランプリレースといえる。さらに、その結果として冷却もできるだけ有効に行わなければならない。

●ドライバーは1周走るたびに約62回のシフトチェンジを行う。これは全グランプリレース中で2番目に多い回数となる。2018年のシンガポールGPでは、メルセデスF1のルイス・ハミルトンが3100回、チームメイトのバルテリ・ボッタスが4140回のシフトチェンジを行った。ボッタスの方が回数が多いが、これはレースの大部分でトラフィックにひっかかっていたためだ。

●F1はシンガポールGPをヨーロッパ時間に合わせて設定しており、かなり珍しい時間帯にレースが行われる。各チームは通常お昼前後に朝食を食べ、昼食は午後6時頃にふるまわれる。そして夕食は曜日によって、あるいはその日の作業量によって異なるものの、大体午前1時を過ぎてから食べることになる。

●各チームはシンガポールでの宿舎選定にあたり、部屋に遮光カーテンかブラインドが付いていること、その日のスケジュールに合わせて朝食の時間を設定できることを必要条件としている。また、フロア全体を借り切ることで不要な邪魔が入らないようにするとともに、部屋の清掃も午後にずらしてもらっている。

●2018年の決勝はゴールまで1時間51分11秒かかり、シーズン最長のレースとなった。シンガポールGPでは2時間の制限ギリギリまでレースが終わらないことが多い。

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