フェラーリが2019年からルクレールと契約したことは、すでに何かが起こる兆候だった。チームは将来について準備しており、もしベッテルが移籍やF1引退を選択しても、エースドライバーを務めることができるルクレールがいるのだから。

 フェラーリがベッテルをサポートとして活用し、スパ・フランコルシャンでのルクレールの初勝利の助けにしようとした事実と、モンツァで勝利したのがルクレールであるということは、重要な兆しだ。

 今シーズン末までに何が起ころうとも、もう関係ないだろう。フェラーリの運命はモンツァで決まったのだ。2020年のフェラーリは、エースドライバーとセカンドドライバーという構成でシーズンをスタートさせることはないだろう。競争に制約はない。最速のドライバーが勝つことを祈るのみだ。

 もしベッテルが、ふたたびフェラーリの最優先事項となれるのなら、彼にはチャンピオンという目標を達成するチャンスがあるかもしれない。しかし、2019年と2020年にルクレールがベッテルを下した場合、2021年にベッテルがF1でレースをしているところを想像するのは難しい。

 だが4度のF1世界チャンピオンであるベッテルは自身の力を証明し、不振から復活することができるだろう。2020年にフェラーリがタイトルを争えるマシンを持っていたら、何が起こるだろうか?

2019年F1第14戦イタリアGP セバスチャン・ベッテル、シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2019年F1第14戦イタリアGP セバスチャン・ベッテル、シャルル・ルクレール(フェラーリ)

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