レースでは、2台ともブレーキの冷却不足によるトラブルでリタイアとなってしまいました。金曜の走行データはほぼ想定どおりだったのでレースで対応できる範囲だという判断をしていたのですが、レース序盤の他車との混走で冷却性能が想定以上に悪化し、その対処も後手にまわってしまい、最悪の結果になってしまいました。

 レッドブルリンクは標高も高いですしブレーキの冷却にはとてもきついサーキットなのでそれなりの準備はしていたのですが、このようなことになってしまいとても不本意です。またすぐに同じレッドブルリンクで第2戦があるので、早急に対応策を立てているところです。

 今年のクルマは去年のクルマに比べてレースペースは改善されているのですが、予選での一発の速さに欠けるということはバルセロナテストで明らかでした。ですから予選での苦戦は予想されていましたが、実際に15番手(グロージャン)、16番手(ケビン・マグヌッセン)ととても厳しい結果になってしまいました。

 またフェラーリのパワーユニット(PU)を使用する3チームは、すべて去年の予選タイムを下回り、PUの性能不足も浮き彫りになりました。

 フェラーリなど直線区間で去年より1秒前後タイムロスしています。Q2になんとか残ったロマンの予選タイムはQ2のシャルル・ルクレール(フェラーリ)よりコンマ6秒遅れと、チームの現状を考えれば対ワークスとしてはある程度の結果は出せたと思っています。

 もちろんPUの性能は我々がどうにかできることではないので、自分たちのできることに集中してなんとか予選パフォーマンスを上げたいと思っています。まだまだクルマのセットアップでも今年のクルマの性能をすべて引き出せていない面があるので、第2戦で一歩でも二歩でも進みたいです。

ロマン・グロージャン(ハース)
2020年F1第1戦オーストリアGP ロマン・グロージャン(ハース)
ケビン・マグヌッセン(ハース)
2020年F1第1戦オーストリアGP ケビン・マグヌッセン(ハース)

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