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F1 ニュース

投稿日: 2020.09.04 10:40
更新日: 2020.09.04 11:03

【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第9回】PUトラブルで走行時間を大幅ロスも、“対ワークス”で収穫を得たスパ

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F1 | 【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第9回】PUトラブルで走行時間を大幅ロスも、“対ワークス”で収穫を得たスパ

 また決勝では、ルノーが速かったですね。彼らはストレートが以前より断然速くなりましたし、コーナー出口のグリップも良くなっているように見えました。マクラーレンも予想どおり速かったです。このルノーPU勢の2チームは昨年に比べてかなり速くなりましたし、エンジンも良くなってきているようですね。

 レッドブルはセクター2が強かったです。良いストレートスピードを残しつつ、あそこまでグリップがあるのはさすがだと思います。アルファタウリも去年に比べてすべてのエリア、特に低速コーナーが良くなってきていました。一方で、レーシングポイントは思ったよりもセクター2で伸び悩んでいたようです。

 スパや次戦のモンツァのようにドラッグを削っていかなければいけないサーキットでは例年、勢力図に変化が見れるものですが、今年は特に顕著に現れました。残念ながらその結果、後ろに下がってしまったのがフェラーリPUを使っている3チームとなってしまいました。

ロマン・グロージャン&ケビン・マグヌッセン(ハース)
2020年F1第7戦ベルギーGP ロマン・グロージャン&ケビン・マグヌッセン(ハース)

 さて話はF1から離れますが、ベルギーGPの前週には、佐藤琢磨選手がインディ500で2度目の優勝を飾りました。琢磨くん、ホントにすごいですね。スタート位置が良かったので期待していましたが、残念ながら僕はレースを観ることはできませんでした。

 レース前はまったくレースに関係のないことでちょっと連絡を取り合っていたのですが、レースの話はしませんでした。でも優勝したのを知ってホントに嬉しくて、レース後にメッセージで話しました。

 琢磨くんとはF1ではあまり長く一緒にやれませんでしたが、アメリカに行ってからも素晴らしい活躍をしてくれて、いつも元気をもらっています。これからもどんどん今まで誰もできなかった領域でやっていってくれると思います。

ロマン・グロージャン(ハース)
2020年F1第7戦ベルギーGP ロマン・グロージャン(ハース)
ケビン・マグヌッセン(ハース)
2020年F1第7戦ベルギーGP ケビン・マグヌッセン(ハース)


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