2度目の赤旗で中断となったレースは、46周目にセーフティカー先導でフォーメーションラップが始まり、直後のこの日、3度目のスタートが切られた。このスタートで8番手までジャンプアップしていたライコネンだが、赤旗前のピットインの際、セーフティカーラインを越えてからピットロードに入っていたため、レース再開後にスチュワード(審議委員)からペナルティを受ける。

アルファロメオ:5秒タイムペナルティを科せられたから、これはレース後に消化する。

ライコネン:なんで?

アルファロメオ:スチュワード(審議委員)がわれわれに5秒のタイムペナルティを科したから、それはレースに消化しようと……。

ライコネン:だから、なんでなんだよ!!

アルファロメオ:ピットエントリーの白線カットだ。

ライコネン:……。

 3番手から再スタートを切るダニエル・リカルド(ルノー)。2016年に誕生した新生ルノーにとっても、リカルドにとっても、2019年にルノーに移籍後、初表彰台がかかっていた。

リカルド:もうこのレースを終わらせようぜ。

 しかし、そのリカルドとルノーの希望を打ち砕いたのは、自身もまたF1初表彰台がかけて、4番手から再スタートを切っていたアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)だった。

レッドブル・ホンダ:リカルドに集中して行こう。

 そして、ふたりの戦いは51周目の1コーナーで、アルボンがリカルドをアウトから豪快にオーバーテイクして決した。3位でチェッカーフラッグを受けたアルボンに、チーム代表のクリスチャン・ホーナーが直々に無線で祝福する。

2020年F1第9戦トスカーナGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が初表彰台を獲得
2020年F1第9戦トスカーナGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が初表彰台を獲得

ホーナー:よくやった、アレックス。今日の君のレースはとても素晴らしかった。今日の君は強かったよ。素晴らしいオーバーテイクが何度もあった。表彰台に値する走りだった。

アルボン:みんな、ありがとう。

アルボン:そして、僕を使い続けてくれて、ありがとう(笑)。本当にありがとう。

サイモン・レニー(アルボン担当レースエンジニア):いい仕事をしたな。あれはとんでもないオーバーテイクだよ。最高だった。だぶん、これから君はみんなから「ミスター・アウトサイド」と呼ばれるんじゃない?

アルボン:(アウトサイドからのオーバーテイクは)今シーズン、結構やっているからね(笑)

 スタート直後に接触してウイングにダメージを負ったベッテルだったが、フェラーリ1000回目のレースはなんとか10位に入賞し、チームに1ポイントを持ち帰った。

ベッテル:今日はスタートからフィニッシュまで本当に頑張ったよ。終盤はリヤがどんどんナーバスになっていったからね。

フェラーリ:よく頑張った。

ベッテル:もう一回、再スタートがあったりしてね。

フェラーリ:ハハハハ、かもな。

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