■メルセデス-AMG・ペトロナスF1チーム
バルテリ・ボッタス 決勝=2位
コンストラクターズタイトルを獲得したメルセデスを心から祝福したい。このチームの一員であることがとても誇らしいし、皆のハードワークと献身に感謝している。このチームにふさわしい結果であり、サーキットに来ているスタッフ、ブラックレー、ブリックスワース、シュトゥットガルトで働くスタッフ全員にとって素晴らしいことだ。チームは常に努力し、レベルを上げ続けている。このひたむきで積極的な人たちと一緒に働くことは、大きな刺激になる。
今日の話をすると、僕にとってはきついレースだった。スタートはとてもうまくいったが、2周目のターン7出口のコース上にデブリが落ちていた。それを避けるのが間に合わなかったので、タイヤで踏まないようにしてデブリの真上を通過したんだ。それによって(フロアが)ダメージを受け、デブリがマシンに引っ掛かってしまった。すごく走りづらくなって、パフォーマンスが大幅に低下した。
必死にマックスを抑えようとして、そのために限界を超えてプッシュしなければならなかった。そうしてミスが出た。
最初は好調だったのに、結局不運な一日になってしまい残念だ。それでもまた表彰台に上がれたし、コンストラクターズタイトル獲得に協力できたことはうれしい。
■メルセデス-AMG・ペトロナスF1チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
今は胸がいっぱいだ。このチームの皆の顔を見て、ブラックレーとブリックスワースのファクトリーの皆のことを考えている。彼らこそが隠れたヒーローなんだ。彼らは懸命に作業に取り組み、決して諦めず、努力し、上を目指し、革新し続けている。コンストラクターズタイトル獲得は彼らにふさわしい、素晴らしい結果だ。チームの皆への感謝の気持ちを忘れることはないだろう。このチームのメンバーであることを誇りに思っている。毎年これほど素晴らしいパフォーマンスをもたらすことができるなんて、ただただ信じられない。7度のチャンピオンというのは、将来、孫に話して聞かせたい出来事だよ。今まで他の誰も達成したことがない偉業だ。新記録達成に関わることができて誇らしい。メルセデスファミリー、ペトロナス、すべてのパートナーに心から感謝したい。彼らなしには成し遂げることはできなかった。
レースの話をしよう。このコースではかなり高速で走るので、それもあって疲労困憊のレースだった。スタートはうまくいかなかったけれど、スティントを伸ばすことでトップに立つことができた。イモラでワンツーを決めて、(コンストラクターズ)タイトルを確定することができ、最高の気分だ。
(レース後の会見で、ダニエル・リカルドのシューズで“シューイ”をしたことについて語り)もちろんおいしくはなかった。僕は元々シャンパンは好きではないのに、ますますまずくなった感じだね。僕は以前「絶対やらない」と言っていたとダニエルは言うけど、何事も絶対はないという教訓になったんじゃないかな。
思っていたようなスタートにならず、3番手に落ちた。まずはレッドブルを抜こうと思ったが、全く近づけないし、近づこうとするとフロントタイヤがダメになってしまう。それで間隔をあけて、ある程度のギャップでついていくことにした。マックスは思っていたより早くピットインして、バルテリがカバーするために入った。そうなると僕は違うことをするしかない。どれぐらいタイヤが持つか分からなかったけどね。そういう戦略を採ったことで今日は勝てたのだと思っている。
