チームは前途有望な将来に乗り出している。シルバーストンの敷地には真新しいファクトリー施設が建設された。ストロールは、テクニカルディレクターのアンディ・グリーンに、アストンマーティンをチャンピオンシップを制するチームに変えるために、どのような変化が必要か尋ねたのだという。

「私はこう言った。『2022年には新ルールが施行される。我々は勝つためにここにいる。それが私がここにいる理由であり、我々全員がいる理由だ。だが私には勝つために必要なリソースをもたらす力がある』」

「『世界チャンピオンになるために、異なるやり方で何をやればいいだろうか?』アンディはこう言った。『私の最初の答えは、全体を大きく変えることはしないということだ』」

 しかしながら、大きなひとつの変化がすでにチームには起きている。4度のF1世界チャンピオンであるセバスチャン・ベッテルが加入したのだ。ストロールは新たに加わるベッテルが、アストンマーティンを望む方向へ進ませる助けになってくれることを確信している。

「セバスチャンは昨年は非常に困難な年を過ごした。シーズンが始まる前に仕事を失うことは、誰にとっても難しい。精神面でも非常に厳しいことだ。ドライバーにとってF1がどれだけ精神的なゲームであるかは知られている」

「彼はマシンがトリッキーで、自分のドライビングスタイルに合わないと感じていた。同じ状況を、彼のレッドブルでの最後の年(2014年)に我々は目にしている」

「だが彼は4度の世界チャンピオンだ。彼が1年でドライビングのやり方を忘れたとは思わない。彼には職業倫理があり、どれだけ懸命に取り組むかという点で、パドックの誰にも負けないことで知られている」

「我々が世界チャンピオンになるためのひとつの方法は、スタッフたちをチャンピオンのように考え行動させることだ。そうするために4度の世界チャンピオンをチームに迎え入れたのだ」

「彼は、最終的に我々が望むところに繋がる方向へとチームを率いてくれるだろう」

「私は心配していない。セバスチャンのことをよく知っているし、彼は我々と素晴らしい仕事をするという100%の自信と信念を持っている。彼はかつてないほどに意欲的になっている」

2020年F1第14戦トルコGP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が3位表彰台を獲得
2020年F1第14戦トルコGP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が3位表彰台を獲得

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