2021年シーズンへの期待について聞かれたフェルスタッペンは、テストで低調だったメルセデスを甘くみてはならないと強調、過度に楽観的になることを避けようとしている。
「テストでポジティブなスタートを切ることができたのは確かだ。これほどしっかり走りこむことができ、マシンへの理解を深めることができたのだから、満足していいだろう。そうはいっても、純粋なパフォーマンスについては何も分かっていない。外部の人達は僕らがただそう言っているだけだと考え、興奮しているのは知っている。でもメルセデスは今もチャンピオン有力候補だ。7年連続で世界選手権を制してきた彼らが、そうでなくなるなんてことがあるはずがない」
「メルセデスは、僕らが有力候補だと人々に思わせて、僕らにプレッシャーをかけようとしているんだ。僕はそう思っている。でも僕らは自分たちのことに集中していく」
「チームとホンダのスタッフ全員が、メルセデスや今年速さを発揮するチームを倒すために努力している。毎シーズンが彼らを倒す新しい機会だと僕は考えている。でも、テストを見て、自分たちが前にいると思い、楽な戦いになると考えるのは愚かなことだ」
「予選Q3で全員がプッシュして走る瞬間が待ちきれない。全員が搭載燃料を少なくしてフルパワーで走るその時、どのチームがパフォーマンスを向上させてきたかが分かる。決勝では、どのチームがレースディスタンスでパフォーマンスを維持できるのかが見えてくるだろう。僕らがその両方で優れていることに期待しているよ」
2021年F1開幕戦バーレーンGPは、3月26日から28日に開催される。
「タイトル争いを開始できるよう、僕もチームもやるべき仕事を遂行しなければならない。全員が役割を理解している。ホンダとエクソンモービルは、今シーズンRB16Bを最高のパッケージとするために、冬の間懸命に努力してくれた」とフェルスタッペン。
「バーレーンは好きなトラックだし、自分たちのパフォーマンスを確認するのが楽しみだ。そして、ようやく各チームの実力を見ることができる」