■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
久しぶりにファンに会うことができてうれしい。皆、距離を保ち、安全を確保しながら、見に来てくれた。F1が今年、通常のスケジュールで動き出し、うまく運営していることを心から誇りに思う。
それにしても、なんて難しいレースだったことか! 早めのピットストップをしたことで、苦労するだろうことは分かっていた。それでもマックスをカバーし、トップのトラックポジションをキープする必要があった。彼らは週末を通して素晴らしいパフォーマンスを見せていた。だからこそ、今夜勝つためには、特別なことをする必要があったんだ。
最終スティントでは、プッシュすることと、レース終盤に備えてタイヤのパフォーマンスをセーブすることの両方を考え、正しいバランスを探りながら走ったが、それは簡単なことではなかった。マックスはすぐ後ろまでやってきたが、何とかポジションを守り切った。
これほどきついレースは久しぶりだ。この結果を出せたことをありがたく思う。サーキットに来ているスタッフ、ファクトリーで働くスタッフの全員に感謝している。彼らは、劣勢だと感じるときも、常に限界を押し広げ、絶対に諦めない。僕らはチャレンジが大好きなんだ。僕はこういうチャレンジ、つまりまさに今やっていることが大好きだ。
(F1公式サイトに語り)終盤は本当に恐ろしかった。リヤタイヤはすっかりだめになっていて、マックスのタイヤの方が新しかったから、とても防御なんかできないと思っていた。だからポジションを守り切れたことが信じられなかった。
今週末のすべての瞬間が僕にとって素晴らしいものだった。僕らチームはパフォーマンスにおいて劣っていることは分かっていた。だからこそ、素晴らしい瞬間だと感じた。