●パワーユニット交換タイムアタック

 ウイリアムズのジョージ・ラッセルもまた不運に見舞われた。ホームストレートエンドに差し掛かるタイミングでパワーユニットの不調を訴え、マシンをエスケープに停止。

 残り2時間強という状況でチームはパワーユニット交換を決断。名門メカニックたちは腕の見せ所になった。

●世界一高価な渋滞ふたたび/予選の模様

 前戦モナコGPに続き、アクシデントによるセッション中断のリスクを見越し、早々にタイムを出そうと各マシンはスタート前からピットロードに並ぶ。

 ただQ1が開始してもラッセルはまだ出走できず。チームは急ピッチでパワーユニット交換作業を進めていく。

 セッション開始早々、ランス・ストロール(アストンマーティン)が魔境ターン15でクラッシュ。赤旗中断となってしまった。

 フリー走行から調子が良かったアストンマーティンにとってストロールのクラッシュは非常に悔しい。ただこの赤旗はウイリアムズにとって作業時間を稼げるため追い風になった。現実の予選に加えTwitterのやり取りも注目の的だ。

 そして赤旗が解除されるまでにラッセルのマシンは復旧。ラッセルもこの頑張りに応えQ1突破に成功した。

●ジョビナッツィも餌食に

 セッション再開直後、アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィもクラッシュしてしまった。チームもしょんぼりと言った雰囲気に包まれたが、そこにはまたもアストンマーティンが駆け寄る。英国紳士の心遣いが美しすぎる。

●セッション再開後もドタバタに

 3度目の正直で予選が再開。が、今度はハースのニキータ・マゼピンがアルファロメオのキミ・ライコネンに幅寄せする形で接近。レースに引けを取らないほど話題が尽きない。

 Q2ではバクー優勝経験者のダニエル・リカルド(マクラーレン)がクラッシュ。マシンコントロールの難しさが推察できる。

 この煽りを喰らったのがベッテルだ。モナコGPでは久しぶりの上位フィニッシュ。バクーでもいいペースを見せQ3進出は堅いと見られていたがアタックの機会を失いフラストレーションが大爆発。

 Q3終盤、これからラストアタックという場面で角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)がリカルド同様にターン3でクラッシュ。角田を避けようとマシンをスピンさせたカルロス・サインツJr.(フェラーリ)もダメージを受け、セッションは赤旗終了。決勝での波乱を予感させる予選となった。

 また腑に落ちないのはマクラーレンのランド・ノリス。赤旗提示後の運用違反を取られ3グリッド降格ペナルティに。「明日は新たな日」と前向きなコメントを残している。


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