アントニオ・ジョビナッツィの小さなファン、ニキータ君は大好きなヒーローに会えて大感激。これだけ喜んでくれればドライバーだって悪い気はしない。

リタイア後もスタッフひとりひとりを労うハースF1ミック・シューマッハー。こういう行動が、「コイツのために頑張ろう」とチーム全体を突き動かす原動力となる。

そして、人懐っこいミックは同郷の先輩セバスチャン・ベッテルからたくさんのことを勉強中。

ハースF1ニキータ・マゼピンは初の地元ロシアGPで脳性麻痺の男の子をピットに招待。丁寧な対応と穏やかな眼差し……マゼピンは粗暴な悪童のイメージが定着しつつあるが、根は優しいヤツなのかもしれない。ロシアGPを取材したメディア全員にお土産を配るなどおもてなしの気遣いもあり、周囲からの株も上昇中。

初ポイント獲得まであれだけ苦しんだのがまるでウソのように、すっかり入賞の常連となったウイリアムズF1ジョージ・ラッセル。あの「生みの苦しみ」の呪縛を仲良しのノリスになすりつけてしまったのかもしれない。

コロナ陽性で2戦欠場したキミ・ライコネンだったが、雨で混乱のレース終盤にするすると順位を上げ8位入賞。引退までのカウントダウンが始まったが、まだまだ錆びついてはいない。

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