元F1ドライバーで、『Sky F1』の解説者を務めるマーティン・ブランドルは、F1がタイヤウォーマーの使用を禁止しようとしていることについて“意味がない”と述べており、先日スパ・フランコルシャンで開催されたWEC世界耐久選手権で冷えたタイヤがいくつかのインシデントを引き起こしたことを受けて、こうした動きの危険性を警告している。
スパで行われたWECの第3戦ではオー・ルージュに向かうアウトラップで何人かのベテランドライバーがクラッシュしたが、最も大きなインシデントは、アントニオ・フォコが駆るフェラーリ499Pの50号車によるものだった。フォコはピットを出た直後にコントロールを失い、冷えたタイヤに不意に足を取られ、コースをそれてバリアに衝突した。