長年F1を取材しているベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、全20人のドライバーのグランプリウイークエンドの戦いを詳細にチェック、独自の視点でそれぞれを10段階で評価する。今回はオーストリアGPのスプリントの週末を振り返る。
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今回、トラックリミットの件は無視してドライバーの評価を行った。レッドブル・リンクではコクピット内のドライバーからは白線は見えづらい。そのため、今回のような事態になることを予測して手を打たなかったFIAにすべての責任があるからだ。それでなくてもオーストリアGPはドライバーにとって困難な週末だった。スプリント・フォーマットでフリープラクティスは1回しかなく、土曜日はウエットからドライへと移り変わる厄介なコンディションになり、日曜日決勝には前日とは全く異なるドライとなった。