「サスペンションはスタビライザーのない油圧制御を採用しています。ケンブリッジ大学と6年に渡って研究開発を進めてきた電子制御技術によって、ドライバーはフェルナンド・アロンソでもジェンソン・バトンでなくとも720Sを容易にコントロールすることができます」と語るのは、セールス・マネージャーのピーター・セル氏。

「まずはお乗りになって頂くことをお薦めします。一度乗って頂ければ、我々がこの720Sに込めたメッセージが伝わると思います」と、ビッグス氏も続けるように、ドライバビリティにはかなりの自信を持っている。馬力アップも軽量化も、すべてはドライバーエンゲージメント、ドライバーが積極的に運転に参加できることをコンセプトとして720Sは開発されているというのだ。

 さらに、モータースポーツファンには嬉しいことに720SはF1との共通点も多く、720Sで外観から分かる一番のポイントはフロントタイヤの後方、ドアのエクステリアに、バージボードを設けた点だ。F1ではサイドポンツーン前方に設置されているが、720Sでもその技術を受け継ぐことになった。

F1ファンとしてはうれしいバージボードが720Sに採用。内側には空気の通り道が作られている。
F1ファンとしてはうれしいバージボードが720Sに採用。内側には空気の通り道が作られている。

「F1と同じく空力に大きく影響するエリアで、大きなダウンフォースに変換することができました」とセル氏もその効果を話すように、見た目にもパフォーマンスにも720Sの大きなポイントになっている。

 720Sは7月より日本でデリバリーが始まる予定で、価格は3,338万3000円(税込み)になるという。先日発売されたホンダの新型NSXの価格が2370万円(税込み)。NSXと720S、どちらを購入しようか、と悩んでみたい夢を見つつ、アロンソとストフェル・バンドーンはどちらを選ぶのかなど、いろいろ気になる話題性の高いスーパースポーツカーが登場することになった。

720馬力のパワーを生み出すエンジンは車体サイドに設けられた幅の広いエアインテークから冷却。
720馬力のパワーを生み出すエンジンは車体サイドに設けられた幅の広いエアインテークから冷却。

エキゾーストはこれまでの形式を踏襲して高めのポジションに設置。
エキゾーストはこれまでの形式を踏襲して高めのポジションに設置。

室内はシンプルながら、カーボンがふんだんに使用。ドライバー用のディスプレイは折りたたみ式に可動。
室内はシンプルながら、カーボンがふんだんに使用。ドライバー用のディスプレイは折りたたみ式に可動。

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