今季F1の2戦において、ATA(Alternative Tyre Allocation/代替的なタイヤ配分)が導入され、新たなタイヤ配分システムのテストが行われた。グランプリの週末に使用されるタイヤの数を削減するためのこのシステムについて、2024年には標準システムとして、スプリントウイークエンド以外のすべてのグランプリで用いることが検討されている。
現在のレギュレーションでは、各マシンに週末において13セットのスリックタイヤが支給されるが、ATAでは、11セットのみが割り当てられる。予選の各段階でどのコンパウンドを使用するかも規定され、予選Q1ではハード、Q2ではミディアム、Q3ではソフトを使用しなければならない。