新開発BEV(バッテリーEV)車両による次世代の電動ツーリングカー・チャンピオンシップとして新たな時代を迎えるSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権は、開幕ダブルヘッダーを予定するヨーテボリ市街地での開幕戦(6月8~9日)を前に、5月21日と22日にユンビヘッドパーク、そして翌日の23日にはクヌットストープに移動して最後の公式テストを実施。3日間、都合10セッションの走行機会では、初日こそフォルクスワーゲンID.3がわずか0.001秒差でトップに立ったものの、その後はブリンク・モータースポーツが走らせるテスラ・モデル3がワン・ツー・スリーを独占するなど優位性を感じさせる結果となった。

 電動パワートレイン“Kit”の開発を担当したEPWR社が、各3台ずつ計4車種の新型EVツーリングカーを完成させ、チームへの納入とシェイクダウンを済ませたSTCCは、すでにマントープパークで実施したEV時代初の公式テスト2日間に続き、開幕前最後の集中セッションを敢行した。

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