第78回ル・マン24時間耐久レースで予選トップ4を独占しながら、レースでは4台全車がリタイアしたプジョー908 HDi FAP勢。この壊滅的な状況を目の当たりにしたプジョー・スポールのオリビエ・ケネルは、「2011年、我々はもっと強くなって戻ってくる」とリベンジを誓った。

 ワークスのプジョー・スポールから3台、チーム・オレカ・マットムートから1台の最新型のプジョー908 HDi FAPを今季のル・マン24時間に投入し王座防衛を目指したが、レース序盤からトラブルが多発。全4台がマシンを止め、うち3台はエンジントラブルにより戦列を去った。

 プジョーのテクニカルディレクター、ブルーノ・ファミンが「過去このような状況に直面したことがない」と嘆く悲劇的な状況となったプジョー勢だが、ケネルは問題を必ず見つけ出し、来年はもっと強くなって戻ってくると主張する。

「とても強い敵(アウディ)に直面し、我々は速いペースでスタートした。アウディよりもずっと速く走ることができたが、信頼性が無かったと言うことだ。大事なことは最後に勝つことであって、最高速を競っている訳ではないのに。ただ、我々は運にも見放されたが、勝利に向けて力を出し切ったと思っている」とケネル。

「レースが終わった今夜は思い切り失望することにするが、明日には来年、さらに強くなるために仕事に戻る。我々はできることを全力で行ったが、叩きのめされた訳じゃない」

 またケネルは、プジョーが今季惨敗を喫したことが、プジョーのル・マンに対する姿勢を変えるものではない、と付け加えている。

「プジョーは、スポーツの結果だけが携わる人間の価値を表すとは思っていない。我々は今年大胆さを示すことができたし、自分たちの価値を示すことができたと思う。大いなる失望を味わったが、我々は二度と同じことを起こさないようにしなければいけないし、よりハードにプッシュしたいと思う」

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