2009シーズンのGP2シリーズで2位となったビタリー・ペトロフが、今週末、ロバート・クビカとともにルノーF1のドライバーとして、発表されるのではないかと言われている。この場合、“資金力と才能を併せ持つ”ペトロフは、チームのバックボーンとなるジニー・キャピタル系のマネージメントドライバーふたりをオーバーテイクする形でルノー入りとなる。
09年のGP2でニコ・ヒュルケンブルグに続くシリーズ2位のペトロフは、アダックスでエイドリアン・カンポスの下で走った経緯から、カンポス・メタのドライバー候補とも言われていた。しかし、フランスのオート・エブド誌によれば、今週末に合同テストに先立って行われる、ルノーの新マシンR30の発表でクビカのチームメイトとして出席するとしている。
チームの主要株主となったジニー・キャピタル関連のドライバーマネージメント会社である、グラビティー・スポーツマネージメントに所属する、ジェローム・ダンブロシオとタン・ホー・ピンよりも、ロシアの主要企業数社からバックアップを受けているペトロフの方がチーム加入の可能性は高いと言い、オート・エブドでは、ダンブロシオとタンはテスト&リザーブドライバーを務めることになるだろうと報じている。