WEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦しているレベリオン・レーシングは、今季に向けて開発を続けていた新LMP1カーの『R-One』のシェイクダウンを行ったことを明らかにした。
プライベーターとしてLMP1クラスで活動しているレベリオンは今季、非ハイブリッド車両で争われるLMP1-Lクラスにエントリー。開幕に向けてオレカとともに新型車両のR-Oneを開発し、エンジンは引き続きトヨタエンジンを搭載することを発表していた。
ただ、車両の準備が整わないとして、3月末の公式テストには昨年まで使用していたローラB12/60・トヨタで参加。開幕戦シルバーストンにもローラB12/60・トヨタでエントリーしている。
そんなレベリオンは16日、WEC開幕戦を前にポールリカール・サーキットでR-Oneのシェイクダウンを実施。一度は延期されたこのテストだったが、今回はマティアス・ベッシェがステアリングを握り、テストは成功のうちに終わったという。
チームはここから、第2戦スパ・フランコルシャンに向けて、開幕戦明けの来週からテストプログラムを展開していくということだ。チームマネージャーのバート・ヘイデンは「レベリオンR-Oneは今日、最初の1周を走った。本当にうれしいよ」とシェイクダウンを終えた喜びを語った。